房兵曹胡馬詩-唐時代・杜甫-杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館-書:張愛萍

房兵曹胡馬詩-唐時代・杜甫-杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館-書:張愛萍

【房兵曹胡馬詩 唐時代・杜甫】書:張愛萍

胡馬大宛名,鋒棱瘦骨成。
竹批雙耳峻,風入四蹄輕。
所向無空闊,真堪托死生。
驍騰有如此,萬裏可橫行。

杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館
杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館

この詩は、唐代の詩人である杜甫(とほ)によって書かれた「房兵曹胡馬詩」です。この詩は、胡馬(北方の騎馬民族の馬)の特徴やその優れた能力について描写されています。

詩の冒頭では、胡馬の名が大宛(だいわん)という地で広まっていることが述べられます。また、胡馬はその体つきが鋭く、痩せこけていることが描かれています。竹で作られた批(鞭)が胡馬の耳を刺激しているが、風が吹くだけで四本の蹄が軽やかに動く様子も表現されています。

次に、胡馬の能力が詩に描かれています。胡馬はどの方向に向かっても広々と走ることができず、その特性を真に活かして生死を托することができると述べられています。その驍騰(きょうとう)する姿勢は、千里の道でも自由に走り回ることができる様子を示唆しています。

この詩は、胡馬の勇猛さと自由さ、そしてその生死に托する力強さを描写しています。胡馬は北方の草原で育まれたため、その骨格や体つきは優れており、速く、俊敏に動くことができます。詩人は胡馬の特性を通じて、自由への憧れや生命の強さを表現しています。

この詩は、杜甫の詩作の中でも胡馬をテーマにした名詩の一つとして知られており、胡馬の美しさと勇敢さを称える詩として評価されています。

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